Arikaina 2015/12 「ナオミの家」一般公開開始[1]
有田に新たな文化スポットが
文豪・谷崎執筆の舞台が吉備に 「ナオミの家」一般公開開始

 明治〜昭和にかけ活躍した小説家・谷崎潤一郎が、代表作「痴人の愛」を書き上げた家屋が有田川町に移築されました。当面の間、毎週日曜日ごとに一般公開されることになっています。

「痴人の愛」作中に登場した部屋と則岡宏牟さん

 神戸市にあったこの家屋は、谷崎が関東大震災の後に移り住んだもの。

「痴人の愛」のヒロインの名をとって「ナオミの家」と呼ばれていました。

単に執筆の舞台となったのみならず、「痴人の愛」の作中には、この家屋を思わせる描写も登場します。

 家屋は老朽化により取り壊されることになっていましたが、有田川町出身で兵庫県で建築業等を営む則岡宏牟さんが「文化的価値のある建物であり、無くなってしまうのは惜しい」と、自ら資金を拠出し出身地に移築。

11月に完成し、12月から毎週日曜日に一般公開されることになりました。

公開日には谷崎ファンらがボランティアで語り部を勤め、入場者に案内・解説を行います。
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2015/12号
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