Arikaina 2016/7 高齢者は認知症で免許停止へ[2]

道交法改正により
認知症検査で免許取り消しに

 こうした中、昨年6月に道交法改正が国会で成立。

改正により免許の更新時だけでなく、75歳以上の方が一定の交通違反を犯した場合は認知機能の検査が行われることになりました。

検査結果によっては医師の検査が必要になり、医師に認知症と診断された場合は、免許が停止、もしくは取り消されることになります。

改正された道交法は、成立から2年以内には施行されることになっています。

カラオケ無料、温泉半額
自主返納促進にあの手この手

 しかし、車が無ければ何かと不便な田舎の暮らし。

県内の各警察署では高齢者の自宅を直接訪問して運転免許の自主返納を呼びかける活動を行っていますが、

65歳以上の人口が9000人を越える(注1)有田市にある有田警察署でも、免許を自主返納した人は今年1月〜7月初旬で約60人に留まっています。

免許を自主返納した人に、代わって発行されるのが「運転経歴証明書」。

この証明書は身分証明として使えるだけでなく、例えば大阪府ではタクシーの10%割引が受けられるほか、府内の400以上のお店でワンドリンクや各種の割引サービスを受けることができます。

中には「カラオケ料金無料(午後5時から午後9時まで)」というお店も(注4)。

兵庫県でも同様にタクシー料金10%割引のほか、路線バスが半額になったり、温泉が半額になったりします(注5)。
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Arikaina
2016/7号
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