Arikaina 2016/7 高齢者は認知症で免許停止へ[4]
小さな事故が前兆に

 有田警察署によると、実際に事故を起こした高齢者は、前兆となる事故を起こしていることが多いとか。

「何千回とやっているはずの自宅の車庫入れでぶつけてしまう。

それが何回も起こる。

そこで止めず、道に出てほかの車を巻き込み、事故になる。

小さな事故が危険信号のようになっているんです(有田警察署交通課)」止めた方が良いと分かっていても、返納すれば、次の日から困ってしまいかねない。

「免許を失った人たちの交通支援、そこが無いと自主返納は伸びないと思います(同課)」
「免許返納後も安心して暮らせる環境づくりというのを推進していく(県環境生活部長、3月県議会での答弁)」

車あったら便利と言われた時代から、いつしか車無かったら生活できひん、という時代に。

成長して来た車社会は、今、大きな曲がり角を迎えているのかもしれません。


(1)県福祉保健部「平成27年度和歌山県における高齢化の状況」
(2)県警「平成27年中 高齢者の事故(65歳以上)」
(3)県警「平成27年中 和歌山県の交通事故概略」
(4)大阪府「高齢者運転免許自主返納サポート制度について」
pref.osaka.lg.jp/dorokankyo/
anzen/zisyuhennou.html

(5)兵庫県警察「運転経歴証明書を提示して受けられる特典の一覧」
police.pref.hyogo.lg.jp/traffic/
license/keireki_tokuten/index.htm

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2016/7号
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