Arikaina 2017/4 「こども歌舞伎」の城山西小が休校[1]
伝統の歌舞伎、存続なるか
「こども歌舞伎」で知られる城山西小学校が休校 10月に地区の神社で上演へ

 学校の授業に地域に伝わる歌舞伎をとり入れ、毎年秋に「こども歌舞伎」として発表会をすることで知られていた有田川町(旧清水町)の城山西小学校。

しかしこの3月をもって休校となり、こども歌舞伎も一旦休止することに。

地元の保存会では「なんとか残したい」と、この秋に地区の神社での「こども歌舞伎」上演を目指しています。


授業で歌舞伎
地区の伝統芸能を学校で継承


 旧清水町の「清水町誌」によると、二川地区では古くから祭礼行事として歌舞伎芝居を実施。

江戸時代の二川歌舞伎は「近郷近在の見物者が押し寄せ、高台の拝殿の屋根まで人があふれた(*)」と言われ、大変にぎわったと伝えられています。

歌舞伎興行の舞台となった城山神社には手動の回り舞台も現存し、県の文化財に指定されています。

明治〜昭和にかけても興行は引き続き行われましたが、戦争で中断。

昭和44年に地元に保存会が発足し、聞きとり調査等で代表的な演目である「寿式三番叟」の演出再現に成功。

以来不定期に発表会を行い、地区の伝統芸能を伝えて来ました。
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Arikaina
2017/4号
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