江戸時代、広村(現在の広川町)に津波が押しよせたさい、稲むら(稲の束=当時の貴重品)に火をつけ、津波から逃げる村人を誘導した「稲むらの火」の故事で知られる濱口梧陵(ごりょう)。地震後も防災と復興をかねて堤防を築くなど地域に貢献し、広川町では今も親しみをこめて「梧陵さん」と呼ばれています。昨年が生誕200年にあたり、広川町ではこれを記念して切手シートを制作中です。 シートは切手2枚入りで、どちらも図柄は梧陵さんの顔写真。町の企画政策課によると写真は1枚は町が、もう1枚は日本郵政が用意するとのことです。梧陵さんはのちに政治家に転身し、明治新政府で駅逓頭(えきていのかみ=郵政大臣)をつとめています。
11月に記念イベント
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▼濱口梧陵偉業顕彰シンポジウム「現代(いま)に生きる梧陵の精神」
▽日時=
11月5日(金)13時〜16時
当日は防災・減災が専門の関西大学教授・河田惠昭さんによる講演や、耐久高校の生徒による発表があります
問い合わせ=県危機管理・消防課
TEL.073・441・2273
※参加希望の方は下記のQRコードからアクセスし、応募フォームから申し込んでください。参加無料。オンラインで参加できます(ZOOM使用)。抽選で100名の方に切手シートが贈られます。
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