Arikaina 2022/1 有田市のガトーさん、ラノベが人気に
初出版のライトノベルが人気に 有田市のガトーさん

 不慮の事故で死亡したサラリーマン。生まれ変わってみると…林檎に!?そして林檎のまま、剣と魔法の世界で大冒険!

有田市在住の作家・ガトーさんによるライトノベル作品『林檎転生』がヒットを飛ばしています。11月には第2巻が発行され、今年からはコミカライズ版(漫画版)がスタートすることも決まりました。

『林檎転生 〜禁断の果実は今日もコロコロと無双する〜』ホビージャパン刊、イラスト/三登 いつき

 ガトーさんは有田市出身・在住の48歳。宮原小・文成中のご出身です。小さいころから文章を書くのが好きで、小中学生のころは、当時はやっていたゲームブック(選択肢に応じて読むページを選んでいく、ゲームとして遊べる形式の本)づくりに夢中に。「小さいメモ帳とか、大学ノートとかにびっしりと。先生とかをモデルにしていました(笑)(ガトーさん)」

 大人になってからは執筆活動は行っていなかったものの、'17年ごろからネット上で作品を発表するように。3年前、新しい小説投稿サイト「ノベルアップ+」がオープンすると、『林檎転生』の投稿をはじめました。「新しいところができたので書いてみようと。ほんとに軽い気持ちでした」

 ライトノベルは主に10代〜20代の人たちの間で人気のある、読みやすく、エンターテインメント性の強い小説のジャンル。『林檎転生』はライトノベルの中でも、近年流行している「転生もの(主に現代社会の人がファンタジー世界に生まれ変わる)」という分野の作品です。

 投稿をはじめたころは、毎日2〜3千字ほどの原稿を投稿。次第に人気となり、作品のコメント欄には「これは期待」「早く続きを書け」といったスタンプが並ぶように。読者に励まされる形で投稿を続け、昨年6月、ついに単行本化。11月には、早くも第2巻が刊行されました。今年からは電子雑誌「どこでもヤングチャンピオン(秋田書店)」にて、コミカライズ(漫画化)されることも決定しています。

 人気が出たことについてガトーさんは「林檎が主人公で、『食べられる側からの視点』というのが新鮮だったのでは」と分析。周囲の人には「有田なのに、なぜみかんでなく林檎なのか?」ともよく聞かれるそうですが、「みかんだと攻撃力ないかなと…林檎だと、攻撃力ありそうだと思って」とのことです。

 現在も忙しい本業のかたわら、投稿を続けているガトーさん。「執筆時間とかは特に決めていません。仕事の待ち時間とかに書いて、無理しないことを心がけています」\

これからライトノベルを書いてみよう、という方へのアドバイスをうかがうと「とにかく書かないと、見えてこないものがあります。書けば書くほど、続ければ続けるほど上達します。『文章が苦手』とか『読んでもらえないのでは』とか考えるのではなく、とにかく何かしら書きはじめていただきたいですね」と話していました。

 「作品を読んでいただいて、笑ったり、泣いたり、『感情が動いた』と言ってもらえることが一番うれしい」と言うガトーさん。今後も『林檎転生』のほか、さまざまな執筆活動を行っていきたいとのことです。

ガトーさんのサイン入り!『林檎転生』第1巻を10名様にプレゼント

ガトーさんのご好意により、サイン入りの『林檎転生』第1巻を10名様にプレゼントします。ご希望の方は住所・氏名・電話番号をお書きの上、メールかおハガキにて。締切は2月15日(火)必着。当選発表は、本の発送をもって代えさせていただきます。

▽メール

arikaina@gmail.com
(件名か本文に「林檎転生プレゼント係」と入れて下さい。本紙サイト(arikaina.com)最下部のメールアドレスをクリック、もしくはタップすると、メールソフトにアドレスが送られます)

▽ハガキのあて先

〒649-0111
海南市下津町方187-10
アリカイナ編集部「林檎転生プレゼント」係

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