近くにお店がない、あっても高齢で通うのが大変…いわゆる「買い物難民」が問題となる中、海南市の高齢介護課では、市内で宅配サービスを行う店舗のリストを作成して公開しました。今後も、年に１度ぐらいのペースで更新していく予定としています。 リストは３月末に市のホームページに公開。市内の店舗45店を掲載しています。掲載されている店舗は食料品店のほか、米穀店・飲食店・弁当店・薬局・衣料品店・メガネ店など多岐にわたっており、各店舗ごとに取扱商品と電話番号のほか、宅配できる地域が掲載されています。 同課によると市が市民にクーポン券を配る事業を行ったさい、業者さんに声をかけ、配達を行うとした回答があったお店を掲載しているとのこと。リストは市のホームページから自由にダウンロード・閲覧できるほか、ケアマネージャーさんなどを通じて、市内の高齢者の方に印刷したものを配布する予定とのことです。 県の資料によると、'21年１月時点で海南市の高齢人口比率(65歳以上)は36・６％(１８１１５人)で、その内ひとり暮らしの高齢者の方は31・９％(５７８７人)。いずれの割合も、県内の市の中では新宮市に次ぐ高さとなっています。
▽リスト公開ページ＝海南市ホームページ(www.city.kainan.lg.jp)の検索窓で「宅配サービス店リスト」で検索 参考＝県福祉保健部「令和３年度 和歌山県における高齢化の状況」(www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/040300/siryo/index_d/fil/R3.pdf)
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