Arikaina 2022/7 山西アカリさんソロデビュー
"みかんの里のアカリ"と呼ばれるのが目標です!

有田出身の演歌歌手・山西アカリさん、「拝啓 みかんの里」でソロデビュー!

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 有田出身の演歌歌手・山西アカリさんが6月にソロデビューを果たしました。デビュー曲は、その名も「拝啓 みかんの里」。みかんの里から上京した女性の気持ちを歌う、望郷演歌になっています。

デビュー曲のジャケット
写真提供=(有)三井エージェンシー

小さいころから歌うのが大好き
あきらめず、大先生に弟子入り

 山西アカリさんは'91年生まれの31歳。小さいころから歌うのが好きで、祖父母が経営するカラオケスタジオに遊びに行くうち、演歌や歌謡曲に興味をもつようになったそうです。

 そして大きな転機になったのが'07年、高校2年生のとき。田辺市で開催された「NHKのど自慢」で優勝し、東京で開かれたグランドチャンピオン大会に出場。NHKホールの舞台に立ちました。

「緊張よりも、幸せな感情に包まれたんです。歌を聴いてくださった方が、楽しい気持ちになっておられるのを感じました。それまでは『歌を続けていいのか』と迷いがあったのですが、このとき、歌手になる決心をしました(山西さん、以下カッコ内同じ)」

 山西さんは、氷川きよしさんや山内惠介さんら数多くの演歌歌手をスカウトした作曲家・水森英夫さんに弟子入りを申し込みます。が、「最初は断られました」しかし山西さんはあきらめず、水森さんが審査員を務めるカラオケ大会に出場。見事優勝し、弟子入りを認めてもらったとのことです。

'13年には上京し、コンビニのアルバイトとレッスンにあけくれる日々に。「仕送りは受けずに、家賃や生活費は自分で稼ぐというのが弟子入りの条件でした」

『みかんの匂いがする手紙/返事も出さずに都会の暮らし』
"みかんの望郷演歌"でソロデビュー

 そして'17年、山西さんは3人組演歌ガールズグループ「水雲 ーMIZMOー」の一員としてメジャーデビューを果たしました。「水雲 ーMIZMOー」はシングル4枚・カバーアルバム4枚をリリースし、昨年、惜しまれつつ解散。解散から1年を経て、6月に「拝啓 みかんの里」でソロデビューすることになりました。

「水森先生が私にあう曲をいろいろ考えてくださったんですが、『望郷演歌を歌ったらどうか』ということになって。わざわざ和歌山にも足を運んでくださったんです」

作詞は愛媛県出身の作詞家・岸快生さんが担当。『そろそろみかんの白い花/段々畑に咲く頃ですね』『みかんの匂いがする手紙/返事も出さずに都会の暮らし』…できあがった詞は「特に打ち合わせしていなかったにも関わらず」、等身大の山西さんを映したような作品に仕上がっていたとのことです。

 デビュー曲の印象から、ファンの間に「山西アカリと言えばみかん」のイメージができつつあるのが「とてもうれしい」という山西さん。今後は尊敬する事務所の大先輩・山内惠介さんを目指して、「紅白出場」という目標と同時に、故郷に大きな錦を飾る夢も。「夢は大きく、ビッグホエールでコンサートできるぐらいになるのが目標です!」

▽「拝啓 みかんの里」は全国のCD取り扱い店ほか、ドワンゴジェイピー・レコチョク・dヒッツ・アマゾンミュージックほかの配信ダウンロードサイトで好評発売中!カラオケDAMでも配信されており、導入店で歌うことができます。

また、ミュージックビデオがユーチューブの「徳間ジャパン 演歌・歌謡曲チャンネル」で公開中です(ユーチューブ(you
tube.com)で、「徳間ジャパン 山西アカリ」で検索)。

▽問い合わせ=
(有)三井エージェンシー
akari.info@mitsui-ag.com
山西アカリ オフィシャルサイト
yamanishi-akari.bitfan.id
徳間ジャパン「山西アカリ」
www.tkma.co.jp/enka_top/yamanishi-akari.html

参考=徳間ジャパン「水雲 ーMIZMOー」(www.tkma.co.jp/enka_top/MIZMO.html)


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