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Arikaina 2025/11 広川町、鷹島を売却へ[2]
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「良好な風致の維持を図ることが必要な地域」を開発
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広川町、鷹島(たかしま)を売却へ 向かいの岬にホテルを建設か[2]
告知はホームページのみ
募集の意見表明まで20日間ほど
広川町は、今回の募集要項を10月30日にホームページで発表。募集要項では11月10日まで質問を受け付け、11月17日に回答を発表予定。そして11月20日(必着)が応募表明の期限となっています。巨額の事業にも関わらず、応募する側は、20日間ほどのうちに応募するかどうかを決めないといけないことになります。また町企画政策課に確認したところ、募集の告知はホームページのみで、業界紙などへの掲載は行っていないとのことです。
応募表明までの期間について、町の企画政策課では「期間に関しては特に決まりはないが、大阪府のプロポーザル方式のガイドラインを参考にした。(応募表明までは20日間だが)提案を出すまでの期間で1か月と考えた(カッコ内本紙)」と話しています。
大阪府が公表している「大阪府公募型プロポーザル方式実施基準」では、「公募を開始した日から企画・技術提案の提出期限までは、原則として1ケ月間(土曜日、日曜日及び休日を含む。)以上を確保し、募集期間とするものとする」となっています。
貴重な植物群落が残る島
縄文式土器が出土した遺跡も
町企画政策課によると鷹島は元は私有地でしたが町が買いとり、現在は全域が町有地となっています。鷹島は自然公園の第1種特別地域に指定されており、県の公園計画書では「貴重な植物群落が残っている」「島しょ景観としても優れている」などと評価されています。
前述の町の資料によると、鷹島には縄文時代の遺跡である「鷹島遺跡」があり、土器や住居の跡が見つかっているとのこと。ただし募集要項では「事業用地の概要」として、「文化財保護法」の項目で「埋蔵文化財について、工事前の発掘調査は必要ありません」としています。
鷹島・名南風鼻は自然公園に指定されているほか、広川町の日本遺産「百世の安堵」を構成する文化財のひとつともなっています。文化庁による日本遺産ポータルサイトでは、「名南風鼻と呼ばれる岬を中心とした地域と、その西に位置する面積約18haの鷹島はとくに優れた景観を築いている」とされています。
今回の開発により鷹島に何らかの建造物が建てられるかどうかについて、町企画政策課では「第1種特別地域に指定されていることもあり、基本的に建物を新たに建築することは難しい。事業者が何か活用する可能性はありますが」と話しています。
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