歓喜の声、有田の谷にほとばしれ!

1月23日いよいよ出場校発表!
箕島高校、18年ぶりの甲子園へ[2]

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 「今年のチームが、ここ数年のチームと比べて特に強いとは思ってません。ただ、きっかけを作ることができるチームやったんやと思います。長いこと低迷しているので、そこから出るにはなんかきっかけがいる。今年のチームはそれができたんやと思います」秋季和歌山大会では3位でギリギリ近畿大会への出場権を獲得。近畿大会では1勝ながらも、和歌山から出場した他の2校(智辯和歌山・県和商)がどちらも初戦で破れ、また箕島に勝った天理がそのまま勝ち進んで優勝。スレスレのラインながらも、正に箕島にとっては「風が吹いた」としか言えないような状況が続き、18年ぶりの聖地が見えてきました。

 「今年のチームは『相手が強い』と自覚を持って戦えるチーム」と言う松下監督。「昔、私が現役だった頃は逆でした。相手チームは、強い箕島に向かってきた。今、いつも練習では、自分らが強いと思ってプレーしてるなとゆうのが見えたら僕は凄い怒ります。物凄い怒る。そうやなくて、野球ができることをホンマに嬉しいと思って練習せえと」

 野球部がいつも駆け上がるみかん山の坂道は、20年間変わらないまま。基礎体力をつけるトレーニングは、かつての全盛期と同じメニューが今も使われています。「野球には神様がおると、いつも選手に言うとるんです」と松下監督。「自分らが強いとか思い上がったら、神様に見放される。野球の神様が見て恥ずかしない練習ができとったから『風が吹いた』んやないですかね」センバツ出場校の発表は、1月23日です。


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