歓喜の声、有田の谷にほとばしれ!

1月23日いよいよ出場校発表!
箕島高校、18年ぶりの甲子園へ[1]


硬式野球部の練習風景
(12/20撮影)


松下監督

 ♪冬吹きやまぬ 西の風〜30代後半以降の方なら、箕島高校出身でなくともこの校歌を歌える方も多いはず。昭和54年の春夏連覇をはじめ4度の全国制覇、星稜高校との延長18回の死闘など、全国の高校野球ファンを熱狂させてきたかつての名門に今まさに追い風が。秋季和歌山大会で3位に入り、6年ぶりに秋季近畿大会に出場。見事ベスト8に入り、18年ぶりの甲子園となるセンバツへの出場が有力視されています。

野球雑誌「ホームラン」
編集部の話
例年センバツには近畿から6校が選出されます。近畿大会のベスト4はほぼ当確として、ベスト8の残り4校の内、大阪桐蔭は既に大阪勢が2校ベスト4入っており、東洋大姫路と報徳学園は共に兵庫勢のため、2校同時に選出される可能性は低いでしょう。何よりオールドファンの間では、箕島は徳島の池田と並んで皆いつも結果を気にしているチーム。センバツの選考では過去の実績や話題性も考慮される傾向があるので、箕島が選出される可能性はかなり高いと思います。

20年間、変わらない風景
"野球の神様"に恥ずかしくない練習が風を呼んだ

 「もう、駅前に掲げる横断幕も用意しとるみたいですワ」少し苦笑交じりにそう話す箕島高校硬式野球部の松下博紀監督は、自身も同野球部出身。カリスマと呼ばれた尾藤前監督の元で長年コーチを勤め、尾藤さんの勇退後監督に。全盛期には100名を越えた野球部員も、現在は36名。中学から注目されたようなスター選手はいません。1年生に2人大阪出身の子がいるものの、他はみんな有田市や有田郡から通学している地元の普通の子供たちです。

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有田・海南のフリーペーパー
Arikaina
2008-2009年末年始 創刊準備号

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