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Arikainaメールマガジン 2025/8号(2025/8/10発行)


Arikainaメールマガジン 2025/8号

皆様こんにちは、Arikaina発行人です。
今月は以下のような記事を掲載しています。

※本紙ホームページから全ての記事をご覧いただけます。
Arikainaホームページ
https://arikaina.com


▼町外産の「まりひめ」などが町内産に 湯浅町のふるさと納税で偽装が発覚
https://arikaina.com/_article/202508/mislararing-1.html

▼住民アンケート1位は「スーパーやショッピングセンター」 広川町の日東紡跡地
https://arikaina.com/_article/202508/nittoubou-1.html

▼身内で身内を監査?県、監査委員に県職員OBを選任
https://arikaina.com/_article/202508/audit-member-1.html

▼紀美野町でサルの群れが出没 農作物に被害も…町は連日巡回
https://arikaina.com/_article/202508/monkey-1.html

▼ほか記事一覧
https://arikaina.com/_article/202508/kiji-index.html


メルマガ読者の皆さんこんにちは、Arikaina発行人です。
先月は何か「7月に日本で大変なことが起こります」みたいな予言が話題となり、「何もなかったやん」となりそうなところで大地震が起こり大変な騒ぎとなりました。

我が家も海抜2mしかありませんのでさっさと避難したのですが、避難してみて思ったのは、「事前に考えてる避難と実際の避難は違う」ということです。

何年か前に避難訓練に参加したのですが、その時は「自宅から歩いて3分ぐらいのところにある階段を登って高台に行く」という避難ルートでした。

たしかに避難にかかる時間を考えたらこれが正解だと思います。行政は基本「歩いて避難してください」といつも言ってますし、今回も東北の方では結構渋滞が発生したようですし、県内でも田辺市や和歌山市では渋滞も起こったそうですので、間違いではないと思います。

しかしうちは寝たきりではないものの歩くのがしんどい家族もおり、訓練のときのルートでは階段の下までは辿り着けるでしょうが、自力では登れない上、それほど広くない階段なので背負っていくのも難しいと思います(背負ったままよろけそう)。車イスとか用意していても、階段では意味がありません。

他の避難場所みても、だいたい階段で登るようになってるようです。せめてもう少し傾斜のゆるいスロープになってれば肩貸したり車イスでもいけるかもしれませんが、角度のきつい階段では無理です。

なので、今回は結局車で出かけました。さいわい特に渋滞はしてませんでしたが、おそらく少々渋滞していても、車で出たのではないかと思います。

で、今度は「どこ行けばええ?」と考えました。近くの避難所は2年前の大雨の時に浸水したようなところなので、津波での避難にはいまいち心もとないです。とりあえず避難所どうこうではなく高いところへと思い、ハザードマップでそこそこ海抜が高く、かつ広い駐車場のある「道の駅サクアス」へ行きました。

しかしみんな考えることは同じなのか、サクアスも結構混んでました。津波の最初の到達予想時刻が11:30で、サクアスに着いたのが10時ごろだったと思います。

渋滞はしてなかったのでもうちょっと遠くまでと思い、結局旧海南市内まで出て野上方面へ行き、とりあえずカフェでお昼食べることに。当たり前ですが海抜の高いところではいたって普段通りで、カフェのあちこちからスマホの緊急速報がバンバン流れてくる中、みんな平然とお昼食べてるという何かシュールな昼食でした。

そのあとも家族がこれ買いたいとか言い出して買い物したりとか、なんかあんま避難してる感じはなかったですが(笑)まああんまり買い物で長居もできませんので、少し食べ物とか買ってから下津へ戻り、加茂小学校で避難することにしました。ここなら海抜20数メートルあるのですが、来てたのはうちだけ。あとから県の集計を見ても、避難する人はかなり少なかったようです。

夕方になって警報が注意報になり、ようやく帰宅したのですが、警報が続くようならこのまま泊まろうかと考えてました。結局、我が家的にはいわゆる空振りで終わったわけですが、避難したことで、実践上の課題も見えてきました。

まず近くの高台に階段があるとは言え、実際避難するとなったら今後も車になるだろうなということ。こういうのも実際やってみないと分からないものです。

高いところに行くにしても、近くにも山はありますし車で結構高いところまで登ったこともあるのですが、いざ行こうとすると、どうやって行けばいいかルートが思い出せません。これも時間ある時に、ルートを確認しておくべきだなと思いました。

あと今回、避難所で食べ物は出ませんでした。もっと避難してる人がいないと出ないとか言われたのですが、避難所でも食べ物が出ないこともあるのであれば、普段の用意ももうちょっと考えておかないといけません。

能登の地震でも公式の避難所でない自主避難所がかなりできていたそうですが、事前に「できるだけ歩いて避難しましょう」とか「この辺りではここが避難所です」とかやってても、実際はなかなかそう計算通りにはいかないのかもな、というのが、ガチの避難してみての実感です。

今回もし避難者が少ないまま、想定通りの3mの津波とか来てたら大変なことになっていた可能性があると思います。しかもそれは気象庁の判断では、警報の出ている間はいつ来てもおかしくなかったはずなわけです。

今月号では間に合わなくてこの津波と避難のことは記事にしていないのですが、機会を見てまたとり上げてみたい、と思っています。


で、ようやく今月号の記事ですが、津波とも関連がありますが、広川町の日東紡跡地のことについて記事にしました。

こういうので住民アンケートをとるというのも珍しいことかと思いますが、1位は「スーパーとかショッピングセンター」でした。たしかに今町内にスーパーないですし、コンビニも最近1つ無くなりましたので、要望としてはそうなるのかなという気がします。

おそらくあの周辺だけでは、スーパーがやっていけるような商圏人口はもう満たしていないと思います。ただ「広大な駐車場を用意できるのであれば、少しぐらい不便でも構わない」みたいなお店があれば、やろうとするところはあるかもしれません。山奥でにぎわってるパン屋さんとかもありますしね。

しかしそういうのやるにしても、問題だと思うのは町長が「大規模なかさ上げは必要ない」と言っていることです。昭和の南海地震では、あの浜口梧陵の築いた広村堤防が浸水を防いだのは有名な話ですが、堤防のなかった日東紡の工場や耐久中学校のあたりでは結構被害が出ています。

西岡前町長は「10mぐらいのかさ上げ」と言ってました。何せ海がすぐ目の前ですので、素人目にもそれぐらい必要だろうなと思います。それが一転、「大規模なかさ上げは必要ない」ですから、どう活用するか以前にちょっと心配になってきます。

記事でも書きましたが耐久中学校と南広小学校は校舎が雨漏りしており、それで耐久中学校を日東紡跡地へ移転という話が出ていたのですが、それが白紙になって、今後どうするか、これからアンケートをとるという状態です。

正直、中学校や小学校が雨漏りしてるとか行政としてはかなり恥ずかしいことであり、早急に何とかすべき、というかそもそもどっちも築60年以上なのでさっさと建て替えるべきだと思うのですが、何か「早くやろう」という姿勢があまり見えない気がします。

樫原町長は長年町議会で議員をつとめてこられた方のようですが、私はなんかこの学校の雨漏りに対する町の対応が、「大規模なかさ上げは必要ない」という感覚につながってるような気がしなくもありません。要は危機管理が後回しになってやしませんかということであり、梧陵さんが生きてたらどんな反応してたかな、という気もしなくはありません。


今月はあと、湯浅町の産地偽装も大きくとりあげました。6月号でもグルメ市場が湯浅でも返礼品あつかってたことを記事にしましたが、残念ながら悪い予想が当たってしまった感じです。こういう時、だいたい発表は「不適正表示」とかなるのですが、町外産のものを町内産としてあつかっていたわけですから、意図的にせよ結果的にせよ偽装には違いありません。

須坂市や今回の湯浅での対応見るかぎり、グルメ市場の現場でかなり雑、というかはっきり言っていい加減なことが行われてたのはまあ間違いなさそうです。そもそも去年総務省が調査して須坂市の件が発覚したわけですが、今回、県によると湯浅だけでなく複数の自治体に対して調査するよう言われてたそうです。今後もまた出てくるかもしれませんし、ここまでの対応見るかぎり、出てきてもまったく不思議ではないと思います。

記事でも書きましたように湯浅はふるさと納税にかなり依存している状態ですので、まあ大丈夫だとは思いますが制度から除外とかなれば、かなり広範囲に影響が出るものと思われます。それでなくても、当たり前ですがこういう偽装があるとその後の寄付額が減少するということもあるようですので、今後どうなるか、ちょっと心配なところでもあります。

それと当のグルメ市場が、まったく取材とかに応じていないっぽいのもどうかと思います。うちも弁護士さんに断られましたし、私が確認できたかぎりでは、公の場で答えられたのは須坂市の説明会が最後ではないでしょうか。

湯浅町の関係者の方に聞いたのですが、町の方も全然連絡がとれないらしく、事実だとすれば、迷惑かけている当事者にもそういう対応になっているのはどうかと思います。


というわけで、今月はこれぐらいにしておきます。残念ながら智辯和歌山は1回戦で敗れましたが、今年の甲子園は熱戦が多く、私も毎日できるだけ見るようにしています。

ただ残念ながらというか、一番話題になっているのが例の広陵高校の問題です。事件もさることながら、学校や高野連がそれを公表してこなかったことが大きな問題となっているようです。

グルメ市場のことも、当初須坂市が偽装があることが分かっていながら、返礼品の受付を止めなかったことが大きな批判を浴びました。SNSですぐに情報が広まるこのご時世、こういう「隠す」とか「秘密裏に進める」とか、言ってみれば「分かりやすい悪」というのはもの凄くリスクが高いんだな、というのもあらためて感じました。

と、ここまで書いたところで事実関係の確認のためと思ってニュースを開いたら、広陵高校が2回戦を辞退したようです。広陵高校がこれからどうなるか分かりませんが、まずは被害者の子が、これからの人生でいい人たちに恵まれることを願うばかりです。それではまた来月〜

※次号は9月10日発行です。

有田・海南のフリーペーパー Arikaina
発行 内河将史
https://arikaina.com
arikaina@gmail.com
〒649-0111 和歌山県海南市下津町方187-10

参考=
津波警報で課題あらわ 酷暑の避難、車渋滞、和歌山県田辺・白浜(紀伊民報) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/b00314770ac08eabf3799a749e4cd50e6d39da14
《津波警報中に目撃されたキケンな人たち》警戒レベル4の避難指示が出た無人海岸に現れたサーファーたち 「危ない」「戻れ」の住民の声も無視(NEWSポストセブン) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/c1891659c2cb5195cc8d85d88a7e3858eddb2c7a
津波で高台へ避難、一部で渋滞 警報時の車使用に課題:東京新聞デジタル
https://www.tokyo-np.co.jp/article/426506
和歌山:和歌山 津波避難者2213人:地域ニュース : 読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/local/wakayama/news/20250801-OYTNT50064/
内閣府「令和6年能登半島地震における避難所運営の状況」
https://www.bousai.go.jp/updates/r60101notojishin/pdf/kensho_team3_shiryo02.pdf
稲むらの火の館 やかただより 第125号 令和3年3月号
https://www.town.hirogawa.wakayama.jp/inamuranohi/tayori/pdf/R0303.pdf
広陵高校、新たな暴力事案の拡散で経緯説明 指摘の事実「確認できませんでした」も...実は第三者委で調査中(J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/585fb52f2edb4e9a44d7839d8e08785a1021d826
広陵が甲子園出場を辞退 - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6548594

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