しかし設置箇所の地元では、度々騒音問題が取り立たされてきました。 環境省ではこの度、初めて風力発電施設の騒音について目安となる数値を公表。 資料をホームページで公開すると共に、パブリックコメントを募集しています。
環境省の資料によると、平成25年から「風力発電施設から発生する騒音等の評価手法に関する検討会及び風力発電施設に係る騒音対策技術等に関する分科会」を開催。 3年間13回に渡る検討会・分科会を経て、今年「風力発電施設から発生する騒音等の評価手法に関する検討会報告書(案)」がまとめられ、現在、この案についてパブリックコメントが募集されています。 案によると、風力発電施設の騒音の目安として「残留騒音(特定できる騒音を除いた騒音)+5デシベル」を提案。 風力発電施設を設置する際の調査について、残留騒音を加味した周辺の静けさなど、具体的な留意点を挙げて解説しています。 また設置後の調査についても詳細に述べられており、騒音への対応として、できる限り住宅地から離すことや機器の改修、回転速度の制御など、実際にあった事例を元に対応策を挙げています。 環境省水・大気環境局大気生活環境室によると、今回の案を元に近い内に調査マニュアルの策定を目指したいとのことで、既存の風力発電施設に関しても、目安となる騒音レベルに沿った調査が実施されることになりそうです。 (1) (2) 前の記事 [3]海南市にボートピア建設計画
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