9月に修復工事を終え、美しい姿を取り戻しました。 修復工事が行われたのは実に37年ぶりです。 修復されたのは重要文化財に指定されている本殿や拝殿、楼門など。 ヒノキの皮を使う檜皮葺(ひわだぶき)や、サワラの薄い木を貼り合わせて使う柿葺(こけらぶき)などの屋根葺も、昔ながらの方法で修復されました。 神社の朱は鉛を使って塗装。 本殿の狛犬も塗り直され、色鮮かに蘇えりました。 佐々木宮司によると、本来、檜皮葺や柿葺は20年ほどで修復工事をしないといけないものの、国の補助金がなかなか付かず間が空いてしまったとか。「補助金の申請を出してから10年以上かかりました」 毎年細かい修繕は行っているものの、時にはムササビが屋根を壊して巣を作ってしまうこともあったそうです。「あの時は屋根にサボテンを置いて、ムササビが来れないようにしました(宮司)」 昔からの屋根葺は費用はかかりますが「夏でも、建物の中はムッとした感じがしません。ヒノキやサワラの間にすき間があるので、風吹きがいいんです(同)」 神社では今回の修復に合わせ、本殿前の竹林の伐採や、境内の池へのコイ放流も実施。以前に比べ、より神社全体が見渡しやすくなっています。 Yahoo!地図で見る TEL.0737・62・2371 (1) (2) 前の記事 [3]特別展「蘆雪溌剌」
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