和歌山工場はその存続を危ぶまれ、県の仁坂知事も国や東燃に働きかけや説得を実施。 最終的には精製能力は削減されたものの、工場は存続することに。 廃止は免れましたが、地域を支えて来た工場の廃止が現実味を帯びてささやかれる事態になっていました。 4月に企業合併 社長「製油所統廃合は必要」 東燃は4月、同じ石油精製会社の「JXホールディングス」と合併し、新会社になることが決定しています。 昨年8月、東燃の武藤社長は合併発表の記者会見で「(製油所の統廃合について)「必要性はひしひしと感じている。 統合後、速やかに検討を始め、数年以内に具体策をまとめたい」と述べたと報道されています(*1*2)。 業界では統廃合される工場の候補として、 「神奈川県や大阪府などでは双方が製油所を所有しており、合理化の余地は大きい(*3)」 「川崎工場と地理的に近いJXグループの根岸製油所や、地理的に重なるJXグループの大阪製油所と東燃ゼネラルの堺工場の行方が焦点となる(*4)」 と、合併する双方が工場を持つ神奈川・大阪がよく取りざたされているものの、 「東燃ゼネラルの堺と和歌山(和歌山県有田市)の両製油所はどちらかが廃止される可能性がある(*5)」と、和歌山工場を名指しした憶測も出ています。 [6]前に戻る (1) (2) (3)
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