和歌山市の通信制高校を事務所移転したもので、自宅で勉強しつつ、お寺に通うことで高卒資格を取得することができます。
もともと和歌山市で通信制高校「楽邦学園高等部和歌山教室」を開いていた広源寺の住職・栗田利竜さん。 9月末に事務所を広源寺に移し、「寺子屋」としてスタートさせました。 生徒は基本的に自宅でレポートを作成し、月に1回、寺の本堂でレポートの仕上げを行う授業を受講。 教科書は一般の高校で使われるものと同じものを使用し、必要な単位を取得して高卒資格取得を目指します。 年齢に関わらず生き方を模索する"道場" 栗田さんが通信制高校を始めたのは11年前。 「和歌山の不登校の割合は全国でもトップクラス。不登校になった子は定時制、さらに県外の学校へ。県外に出されてしまうような状態をなんとかしたいと(栗田さん、以下カッコ内同じ)」 毎年7、8名の生徒が入学していましたが、少子化もあり、近年は生徒数が減少。現在は有田市から通う1名になっています。 「事務所を移したのは生徒が少なくなったこともありますが、お寺の行事にもお誘いするなどし、年齢に関わらずゆったりと生き方を模索する"道場"にと。 中卒のままでおってパート行けへんわ、というような方も、近場で高卒資格を取得することができます」 (1) (2)
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