まずは住民の意見 信義をされるのが第一 意見書内でも同様の懸念を述べている寺本町長ですが、風力発電所計画に対し中止を求めるか?との問いに対しては 「そこまではまだ言えない。住民の意見を反映させていただいて、判断いただきたい」と答えました。 「この件に関して、(町民は)非常に敏感になっています。今まで紀美野ではあまり無かったこと。住民の人が感じる、それが一番大事。 住民の賛成があって、こういうものはできるものです。住民の反対があれば、町としても考えざるを得ない」 今後についても、「まずは住民の意見。県、事業者、経産省、審議会があってやっていること。十分こちらの意見を理解していただいて、信義をまずされるのが第一」と話しました。 「(仮称)海南・紀の川風力発電事業」はこれから方法書・準備書といった環境アセスメント図書を事業者が作成し、内容について行政や専門家による審査、住民の意見聴取などの手続きが進められていくことになってます。 町民による講演会・勉強会相次ぐ 紀美野町内では11月も、各地で風力発電に関する勉強会や講演会が開かれました。 19日には「風力発電の不都合な真実」などの著書がある武田恵世さんが講演会を開き、約80名が参加しました。 三重県内の巨大風力発電所や海外での事例を紹介し、「世界中で風力発電機から同じような距離の人たちが、不眠と、船酔いに似たほぼ同じ症状を訴えている」等と解説しました。 26日には、町内各地の区長が集まった勉強会も開かれました。 参加した区長の1人は「まだ判断する材料が乏しい状態。こういう勉強会や説明会をしていくことが大事では」と話していました。 (1) (2) 前の記事 [3]広源寺が寺子屋開設
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