'06年に有田川町の鳥屋城(とやじょう)山で発掘された、海にすむ巨大なは虫類「モササウルス」の化石。 県立自然博物館で長年に渡ってクリーニング作業が続けられ、全体の8割ほどの骨がとり出されました。 同館ではすべての骨を展示する企画展を開催しており、担当する学芸員は「新種の可能性が高い」と話しています。 モササウルスは古代の海に生息した肉食のは虫類で、鳥屋城山でみつかった化石は全長約6メートルという大きさです。 モササウルスのような巨大生物の化石で8割もの骨が発見されたというのは「非常に多い(同博物館学芸員の小原さん、以下カッコ内同じ)」とのこと。 今回の企画展では発見された骨をすべてもとの体の形に並べており、迫力のある展示となっています。 「新種の可能性高い」 早ければ来年にも論文発表 小原さんによると、今回のモササウルスはヒレが大きいことが特徴的とのことです。 「モササウルスのヒレは泳ぐ際に尾翼のような役割を果たすというのが定説でしたが、このモササウルスのヒレは『尾翼』というような大きさではありません。 定説をゆさぶるような発見になるとすれば、画期的なことです。新種である可能性は高いと思います」 現在、小原さんを含め複数の研究者により論文を執筆中で、早ければ来年にも発表される予定とのこと。 新種と認められれば、新しい学名がつけられることになります。 期間=開催中〜2月9日(日)まで 開館時間=9時半〜17時(入館は16時半まで) 月曜休館 入館料=大人480円、高校生以下と65歳以上は無料 駐車場有 問い合わせ=県立自然博物館(海南インターから42号線に入り北へ、温山荘を過ぎて信号を左折) Yahoo!地図で見る TEL.073-483-1777 前の記事 [3]白馬WF 風車削減へ
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