周辺住民の間では、不安が広がっています。
「住めなくなるのでは」 周辺住民、反対活動を活性化 計画しているのは、東京の日本風力エネルギー(株)。この地域には同社が以前から大型の風力発電施設を計画していましたが、地元の強い反対にあい、進展が見られないままになっていました。 ところが4月下旬、同社が県庁や紀美野町・有田川町の役場を訪れ、計画の変更を伝達。従来の計画を大幅に縮小し、海南高原カントリークラブ内にのみ建設すると伝えたとのことです。 関係者の話を総合すると、新しい計画では4000kW超の大型風力発電機(風車)を、ゴルフ場内に12基設置。同社が'18年に発表していた計画では、紀美野町〜海南市にかけての範囲に同様の風車を15基建設するとしており、従来の計画より狭い範囲に集中して建設されることになります。 計画変更を受け、ゴルフ場周辺住民の間では不安が広がっています。ゴルフ場の南に位置する有田川町上六川(かみむつがわ)地区では、住民が計画に反対する看板を建てる活動を開始しました。 「集落から1キロほどの距離に、巨大な風車がたくさん建つことになります。もしできたら集団引っ越しすることになるのでは、などと話しています(上六川地区の住民)」地区の方によると5月はじめ現在、日本風力エネルギー(株)や、海南高原カントリークラブから地区への説明は特に無いそうです。 ゴルフ場の運営、社長は県議会議員 (株)東京商工リサーチによると、海南高原カントリークラブは'75年にオープン。運営する南海観光開発(株)は'12年に約50億円の負債を抱え、和歌山地裁へ民事再生法適用を申請しています。社長は県議会議員の尾﨑太郎氏が務めています。 参考=東京商工リサーチ倒産速報「南海観光開発(株)」('12/9/21のInternet Archive)(web.archive.org/web/20120923034325/http://www.tsr-net.co.jp/news/flash/1222002_1588.html) 前の記事 [3]コロナワクチン本格化
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