国土地理院では、ホームページ内の地図で、明治時代のデータにもとづく全国各地の低湿地帯のデータを公開しています。当時低湿地だったところを、地図上で確認することができ、同院ではこのデータを参照することにより「液状化をふくめた土地の災害リスクの高い場所が分かる」としています。 国土地理院によると'12年に関東・近畿・'16年には中部地方と、いわゆる三大都市圏をはじめとして、現在では北海道から九州まで全国各地の主要都市のデータを公開。県内では、主に和歌山市〜紀の川市〜海南市北部周辺の地図が公開されています。データによると、海南市では海南市周辺〜亀池〜野上方面や黒江〜岡田周辺にかけて、幅広い範囲で低湿地であったことが分かります。 同院のホームページでは開発が進んだ地域ではもともと低湿地だったところが分かりにくくなっており、明治期のデータと重ねあわることで、地震などの災害時に土地の災害リスクの高い場所を判断できるとしています。データは国土地理院ホームページ内の「地理院地図」の中で、「明治期の低湿地」を選ぶことで見ることができます。
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