大勢の先輩に見送られ、最後の卒業生が旅立ち

海南市高 54年の歴史に幕


最後の卒業生を、一人一人
握手で送り出す松下先生

3月1日(日)、海南市日方の海南市高等学校(以下海南市高)で最後の卒業式と閉校式が行われ、54年の学校の歴史に幕を下ろしました。

当日は約200名の歴代卒業生が式に参加、後輩のいない最後の卒業生を送り出しました。米丘健校長は壇上から、「本当にみんなありがとう!みんなよく頑張った!いい生徒ばっかりだったと思っています」と呼び掛けました。閉校式では卒業生を代表して柳谷さなえさんが壇上に立ち、「今は何とも思わない校舎も、いずれ訪ねたくなる時があるでしょう。でも私達には、もう訪ねる校舎はありません」と、閉校への思いを語りました。

式の後は歴代の卒業生・最後の卒業生・父兄らで校舎はごった返し、お礼のあいさつや懐かしい話に花を咲かせていました。自身も卒業生で、海南市高で38年間教鞭を執った3年B組の松下和美先生は「もう感無量です。閉校が決まってからさみしいということはありましたが、生徒に支えてもらいました」と話していました。

閉校記念誌を贈呈
海南市高では、閉校を記念して作成された記念誌を歴代の卒業生に贈呈しています。3月31日までは海南市高にて、4月以降は海南下津高校で配付しています。


有田・海南のフリーペーパー
Arikaina
2009/3-4号


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