しかし浮上式防波堤のキモとも言うべき、防波堤の「浮上・沈降」について委員からさまざまな意見が。 「地震で揺れた後できちんと動くのか」 「新しい被害想定からすれば、(海南に押し寄せる)津波が浮上式防波堤を乗り越えるのは間違いない。きちんと浮き上がることができるのか」 「浮いたとしても、すぐ倒れてしまっては困る」 といった意見が出され、これらの対策として ①防波堤のある海底部分の地盤を強化する工事をする必要がある ②現在の計画では(浮上する)鋼管をコンクリート等で箱状のものを作って囲う(フルキャスト化)ことで、地盤が変形しても鋼管が曲がらないようにするーー といった大幅な追加工事が必要となる意見が、委員会から出されることになりました。 [6]前に戻る (1) (2) (3) (4)
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