Arikaina 2014/8 市役所移転に遅れ?[2]
 リサーチラボは'96年にオープン。地域企業の支援を目的に、県・海南市などにより設立された第三セクター「(株)和歌山リサーチラボ」が運営しています。

実際に多くの企業や事業者が入居し、10年以上に渡ってここで事業を営んで来た事業者もありました。

 「(新しい市役所は)リサーチラボへの移転が望ましい」築50年近くになる現在の市役所の移転先として、海南市の神出市長が市議会でそう発言したのが昨年9月。

しかしリサーチラボの入居者に初めて通知されたのは、その市長の発言とほぼ同じ時期。入居者は説明会で、1年後の今年9月末までにリサーチラボから立ち退くよう求められました。

海南市はその後も移転検討委員会の設置(昨年10月)〜新庁舎整備基本構想・基本計画の発表(今年2月)と、市役所移転の準備を着々と進めて来ました。

「1年後には退去して下さい」
「来年1月には土地・建物を取得」
入居者の同意待たずに進む計画

 市の基本計画では、来年1月にはリサーチラボの土地・建物を取得するとしています。

しかし実際には議会での議決を得る必要があるため、それより早く退去の同意を求める必要があります。

「来年1月に取得と言う予定ですので、今年12月の議会になるかと思います(海南市総務部)」
[5]続き
[6]前に戻る
(1) (2) (3) (4) (5)
次の記事 [4]大書院、大改装で再利用
←このページのコード
有田・海南のフリーペーパー
Arikaina
2014/8号
[1]このページの一番上へ
[2]記事一覧へ
[0]トップページへ戻る
IP分散サーバーサービス