Arikaina 2015/3 和歌山と宮城、何が違った?[2]

「ちゃんと起動するのか」宮城県知事が"まった"

 ところがそんな地元の期待に”まった“をかけたのが、湾を管轄する宮城県の村井嘉浩知事でした。

震災時、当時の松本復興大臣に「自分が入ってからお客さんを呼べ」などと言われたのに対し、

「国と地方自治体に主従関係はなく、対等な関係」と大臣を批判した知事、と言えばご記憶の方も多いのでは。

「(浮上式は)10年、20年、30年と時間がたった後に本当にそれがちゃんと起動するのかどうかというものも証明されていない(中略)

そういった確証が持てないものについて今の段階で取り組むことは難しい('13年4月の記者会見)」

同じ会見の中では「和歌山の浮上式を視察に行かないのか」という質問も記者から出ましたが、

「浮上式を採用するつもりはありませんので、現時点で見に行くという予定はございません」と突っぱねています。

結局、気仙沼市の計画は見送られることとなりました。
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Arikaina
2015/3号
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