3本だけ作られた浮上式の鋼管 浮上したままで運用されることに 今回中止になった浮上式防波堤ですが、建設予定地では実験用として、3本だけ浮上する鋼管が建設されました。 これについては、「撤去せず浮上したままにしておき、防波堤の一部とする予定(近畿地方整備局港湾空港部)」とのことです。 それ以外の浮上式防波堤が建設されるはずだった箇所には、何も建設される予定はありません。 「水門は幅が広すぎて無理ですし、船が通れなくなるような計画は、まず企業の了解が得られません(同部)」 事業費は200億、工期は4年増加 1/3を県が負担 これらの変更により津波対策の総事業費は、浮上式防波堤を作るはずだった当初計画の250億円から450億円に増加。 工事の完了も、当初計画の'19年から'23年に伸びています。 事業費は国が2/3を負担、1/3を県が負担することになっています。 海南市では、春から市内各地で行う市制懇談会の中で計画について住民に説明していくとしています。 近畿地方整備局によるとまず現地調査から始めることになりますが、 「(4月からの)平成27年度中にとりかかるのは難しいのではないか(同港湾空港部)」と話しています。 (1) (2) (3) 前の記事 [3]和歌山と宮城、何が違った?
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