Arikaina 2015/7 年金事務センターで問題続出[1]
膨大な個人情報、割と簡単に触れられる?
請負会社が派遣を"丸投げ"、給与未払い 年金の和歌山事務センターで問題続出

 先月、サイバー攻撃により膨大な個人情報が流出したと見られる日本年金機構。ほぼ時を同じくして、和歌山など3県の年金機構の事務センターで、業務を請け負った会社が別の会社に仕事を”丸投げ“し、しかも給与の支払いを滞り、従業員が会社に給与の支払いを求める事態になっています。

もともと非正規雇用の人たちが多いとされる年金機構。派遣の請負会社も毎年のように変わっており、その度に人も入れ替わって行く中、私たちの個人情報はどのように扱われているのでしょうか。

個人情報を扱う業務でも
高い非正規の割合

 「(正規・非正規の割合は)年金機構で直接雇用している方で、ほぼ半々くらいでしょうか(日本年金機構の和歌山事務センター)」「直接雇用に加えて、請負会社に雇用されている非正規の人がいます。全体での非正規の割合は、かなり高いです(請負会社に雇用され、和歌山事務センターで働いていた方。以下カッコ内(同)」

 全国44か所に設置されている、日本年金機構の事務センター。厚生年金・国民年金の加入や変更の届けやそれらのデータ入力、情報変更後のお知らせの発送業務などを行っています。

和歌山の事務センターでは、和歌山県内全域をカバー。4月の人事移動期や秋のボーナス時期などは「非常に忙しいです。非正規の人も22時〜23時まで残業、ということもよくありました(同)」
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Arikaina
2015/7号
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