Arikaina 2015/9 海南初、土砂災害避難訓練[1]
「訓練したことない」ような地域でも実施
課題見えたか?海南市初、土砂災害の避難訓練

 8月30日(日)、海南市の山間部で初の土砂災害を想定した避難訓練が行われました。中には、「今まで避難訓練自体したことがない」というような地域も。しかし多くの地区では、避難所に駆けつけた人数は地区人口の20%ほど。訓練のために作成された防災マップでも、トラブルのあった地域もあるようです。

 訓練が行われたのは、今年度海南市で防災重点地区に指定した山間部の4地区(別表参照)。海南市では数年前から市内各地のいくつかの地区が重点地区として指定されているようになっており、今年は山間部の地区になったことから、初めて土砂災害を想定した訓練が行われることになりました。

訓練に先立ち、5月には大学教授や紀南の土砂災害体験者の講演会、7月には地区住民が集まり、地域の危険箇所や気を付けるべき点を白地図に書き込む防災マップ作りが行われ、8月の訓練に向けて準備が進められて来ました。

 しかしそうして準備を重ねて来たにも関わらず、8月30日の訓練当日、避難所に集まった人数は、別所・扱沢・東畑地区では地区人口に比べてかなりの割合に上ったものの、他の地区では20%ほどに止まりました。海南市の危機管理課では「避難所に集まった人数であり、独自に他の場所に避難した方もいらっしゃったのでは」と話しています。

訓練当日、旧加茂第二小学校への避難風景
[5]続き
(1) (2)
次の記事 [4]望遠鏡組み立てイベント
前の記事 [3]エクスマキナ海南を疾走!?
←このページのコード
有田・海南のフリーペーパー
Arikaina
2015/9号
[1]このページの一番上へ
[2]記事一覧へ
[0]トップページへ戻る
IP分散サーバーサービス