訓練が行われたのは、今年度海南市で防災重点地区に指定した山間部の4地区(別表参照)。海南市では数年前から市内各地のいくつかの地区が重点地区として指定されているようになっており、今年は山間部の地区になったことから、初めて土砂災害を想定した訓練が行われることになりました。 訓練に先立ち、5月には大学教授や紀南の土砂災害体験者の講演会、7月には地区住民が集まり、地域の危険箇所や気を付けるべき点を白地図に書き込む防災マップ作りが行われ、8月の訓練に向けて準備が進められて来ました。 しかしそうして準備を重ねて来たにも関わらず、8月30日の訓練当日、避難所に集まった人数は、別所・扱沢・東畑地区では地区人口に比べてかなりの割合に上ったものの、他の地区では20%ほどに止まりました。海南市の危機管理課では「避難所に集まった人数であり、独自に他の場所に避難した方もいらっしゃったのでは」と話しています。
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