気象庁が「洪水によって相当の被害が発生するおそれがある」として洪水予報の対象としている河川には、有田川・日高川・古座川など、県管轄のいわゆる二級河川も含まれていますが、今回の国交省の緊急行動では対象になりません。 既に10月29日には紀の川沿岸の市町村を集めたトップセミナーも行われるなど、国交省は来年出水期までの完遂に向け、着々と行動を進めています。 しかし二級河川の洪水対策については、以前として具体的な計画は上がっていないままです。 「こちらから(二級河川についても)同様のことをしてほしい、と言うのは難しい。国の方でこういうことを進めている、というのは逐次都道府県にも連絡していますが…(国交省河川計画課」 「国の方でそうした事業を進めていることは承知しているが、(二級河川について)現時点では具体的に何か、という状態ではない(県河川課」 昭和28年の大水害で堤防が決壊し、甚大な被害をもたらした有田川や日高川。 時代は違うものの、「二級河川」と言うだけで、一級河川に比べると住民への情報提供や危険箇所の点検に大きな差が付くーー今のままでは、来年にはそうした状況になってしまいそうです。 (1) (2) 前の記事 [3]やってみよら!ラグビー
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