Arikaina 2016/5 避難所の備蓄状況、大きな差が[2]
有田・海南の備蓄状況
海南市20か所、有田川町1か所


 近い将来、大地震に見舞われることが想定されている和歌山県。

有田・海南地方の各市町では益城町・南阿蘇村と同様、どの自治体でも備蓄拠点にまとめて置かれているのは同じですが、拠点の数は自治体により大きく差が付いています。

海南市では20か所に備蓄されているほか、今年度はさらに備蓄倉庫を建設し、拠点の数を増やす予定になっています。

有田市では市内全ての小中学校に備蓄され、湯浅町も避難所全てではないものの、17か所に備蓄されています。

しかし有田・海南でもっとも面積の広い有田川町では、わずかに1か所だけ。

「稲むらの火」という防災故事で知られる濱口悟陵を産んだ広川町でも、わずかに3か所だけでした。

 東日本大震災時に本紙が調査した際は、どの市・町も備蓄箇所は1〜2か所。

広川町では、食料備蓄自体がほとんど無いという状態でした。

あれから5年。

どの市・町も物資備蓄状況は前進しているものの、備蓄状況にはかなり差が付いてしまっていると言えそうです。
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Arikaina
2016/5号
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