自分の身をいかに自分で守るか 近年注目「ローリングストック法」 避難所にさほど備蓄が無い場合。いざというとき頼りになるのは家庭で、自分で用意する備蓄です。 しかし一週間分の水や食料ともなると、量的にもかなりのもの。 また賞味期限の長い保存食は、フツーの食品よりどうしても割高になりがちでもあります。 そこで近年注目されているのが「ローリングストック法」と呼ばれる備蓄方法。 まず非常食を12食分用意し、それを毎月1回1食ずつ家族で食べ、食べたら1食分を買い足す。 これを1年間続ければ1年で全て新しい備蓄に切り替わる(以後それを繰り返す)ーーというもの。 1日3食分にさらに1日分加え、3食×4日分の12食分を、こうして食べながら備蓄します。 メリットとしては賞味期限が1年以上のものならどんな食品でも備蓄の対象にできるので、普段食べているレトルト食品などを災害備蓄にすることができます。 普段の買い物から意識して 冷蔵庫の中を「備蓄」に しかしこの方法では、一週間分には足りません。 神戸市で防災活動に取りくむNPO法人「プラス・アーツ」によると、「ローリングストック法で1週間分を備蓄しようとするのは、あまり現実的ではありません(同NPOの百田さん、以下カッコ内同じ)」 では、足りない部分を備蓄するにはどうすれば良いのでしょうか?「冷蔵庫の中に、普段の3〜4日分の食料があると考えます。 災害時は先にこちらを食べ、その後にローリングストック法による備蓄を使う。 これで一週間乗り越えることを考えましょう」 そのためには、日頃の買い物から意識を持つことも重要とか。 「普段から『明日の分だけ』でなく、少し多めに。日持ちする乾麺などを含め、冷蔵庫の中に4日分くらいという意識を持ってお買い物を」 [6]前に戻る (1) (2) (3) (4)
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