Arikaina 2017/9 紀の川〜有田川に巨大風力発電所[1]
騒音とか大丈夫?
紀の川市〜有田川町の広大な範囲に 国内最大級の巨大風力発電所計画

 紀の川市から有田川町に至る広大な範囲に、大規模な風力発電施設が計画されています。実現すれば、国内最大級の巨大施設となりそうです。

(上)有田川町にある風力発電所
(下)事業実施想定区域に含まれている生石高原

現時点での「日本最大出力」をはるかに上回る規模

 事業名は「海南・紀の川風力発電事業(仮称)」。東京に本社を置く日本風力エネルギー(株)が主体となって事業を行うもので、事業範囲は紀の川市・紀美野町・海南市・有田川町にまたがる山間部に広がる広大なもの。

9月〜10月にかけ、各市・町の役場・役所で事業の環境配慮書の縦覧が行われています。

 配慮書によると事業範囲に72基の風力発電機(風車)を設置し、最大出力は324メガワット(いずれも予定)。

今年2月に運転を開始した三重県の「新青山高原風力発電所」が出力80メガワットで「日本最大出力」と謳っており(*1)、計画されている発電所はそれをはるかに上回る規模になります。

日本風力エネルギー(株)によると、これから様々な調査を5年ほどかけて行い、その後建設に移るとしています。

住宅地まで500メートルで「音は聞こえない」?

 東日本大震災以降、クリーンエネルギーとして県内でも急速に増加している風力発電施設。

しかし同時に施設周辺の住民からは、騒音で眠れない・体に異変を感じると言った訴えも相次いで来ました。
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Arikaina
2017/9号
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