Arikaina 2018/6 風車に千通の住民意見[2]

「回答がコピペ」「まともに答えていない」審査員から厳しい意見

 4月に引き続き、5月31日には県による計画の審査会が開催されました。

主に住民の意見と、それに対して事業者側が公表した見解を元に議論が行われましたが、大学教授等で構成された審査員からは厳しい声が相次ぎました。

「事業者側の見解が、どの答えも『検討します』のコピペみたいなのになっている。検討はいつ終わるのか」
「感情的な反対ではなく、具体的に数字を示して反対しているものにも(事業者側が)まともに答えていない。これはひどいんじゃないですか」
「かつてないほど膨大な意見が出されている。資料の具体性が無い。今後検討するという表記が非常に多い。検討したものを出してほしい」

 審査会に出席していた事業者側の担当者は、本紙の取材に対し

「住民様とのコミュニケーションが足りなくて、行き違っている部分もあるなと思っていますので、そこはご説明して、ご理解いただく努力はしないといけないので、その結果、また今日この時点と同じ状態なのかどうかは、また分からないと思っています」

と答えています。

 計画は今後、事業者側からさらに行政に対して図書の提出が行われ、その都度、審査会や説明会が開催されることになっています。

事業者側ではそれ以前でも、住民から要望があれば個別の説明会等にも対応していくとしています。

事業者の代表電話番号
日本風力エネルギー株式会社
TEL.03・6452・9410
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2018/6号
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