現在は部材の状態で保存されていると見られ、関係者により移転先を探す努力が続いています。
「ナオミの家」はもともと神戸にあった住宅で、谷崎が名作「痴人の愛」を執筆したことからj、ヒロインの名をとってそう呼ばれています。 老朽化からとり壊されそうになっていたところを、'15年に有田川町出身の方が同町に移築しました。 移築に際しては谷崎が住んでいた当時の姿が可能な限り再現され、完成後は一般にも公開し、有志がガイドを勤めるなどしていました。 ところが移築の翌年、所有者の方が死去。 文化的な価値のある建物を残そうと関係者による『再移築先』探しが行われていましたが、最近になり、建物が解体されていたことが分かりました。 関係者によると、解体された「ナオミの家」は大阪にある会社が保存しており、引き続き移築先を探すとのことです。 「ナオミの家」周辺は和歌山市の不動産会社により、すでに分譲住宅地として再開発が始まっています。 前の記事 [3]鈴木屋敷、ついに解体開始
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