Arikaina 2018/10 じゃばらを広川の名産に![2]

グミの試作品

じゃばらのグミを開発
町内の子どもたちに無償配布

 そして8月、クラウドファンディング(ネット上で資金を集める方式)が成立し、新商品としてじゃばらのグミを開発しました。

まずは10月に、町内の幼稚園・保育所・小学校で無償配布する予定です。

「じゃばらに興味も持ったきっかけが花粉症でしたし、アレルギーに効果があるとも言われています。地元でじゃばらが作られている、ということも知ってもらえれば」

グミは15個入り400円ほどで、ネットショップのほか、有田の地元産品を扱うお店でも販売される予定です。

 4年前からは「広川町じゃばら加工組合」も立ち上げ、現在、8件の農家が参加。

長谷さん以外の農家による耕作面積も1町5反にまで広がっています。

今後はじゃばら栽培の研修や、じゃばらと他の柑橘を使った交雑種の開発にも取り組んでいきたいとのことです。

じゃばらに関する問い合わせ=
紀伊路屋(長谷農園)
TEL.0737・62・4925

広川町による、独自のクラウドファンディングサイト

 今回じゃばらグミの資金を調達したのが、広川町による独自のクラウドファンディングサイト「FAAVO和歌山ひろがわ」です。

7月から運用を開始し、じゃばらのグミのほかにも「認知症の啓発イベント」や、「認知症の方のための温泉貸し切りプロジェクト」が資金調達に成功しています。

「町で何か予算を付けるとなりますと議会も通しますし、どうしても時間がかかります。そこで、クラウドファンディングサイトの運営を考えました(同町企画政策課)」

 同課によると広川町内だけでなく、県内でのプロジェクトであれば受け付けるとのこと。

プロジェクトの開始は無料で、書類提出のみでできるそうです。

「一般的なクラウドファンディングサイトでは15%ほどの手数料がかかりますが、こちらは行政がやっていることもあり、手数料は9%です。アドバイザーも1人付いており、サポートを行っています(同課)」

クラウドファンディングに関する問い合わせ=
広川町企画政策課
TEL.0737・23・7731
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