昨年末、和歌山ではじめてのブラインドマラソンチーム「紀の国ブラインドランナーズ」が発足。 走りたいという視覚障がいの方・伴走を勤めようという健常者の方、どちらの方も募集中です。
障がい者と伴走者が二人三脚 「伴走者も支えられているんです」 互いにロープを持ち、二人三脚で走る視覚障がい者と伴走者。 走っている最中は、「あと◯◯で曲がります」など常に声かけして、周りの景色やコースの状況を伝えます。 「以前はジロジロ見られることも多かったんですが、最近ではどこのマラソンや駅伝大会でもブラインドで参加されている方がいるので、そういう風に見られることも少なくなって来ました」 そう言うのは、「紀の国ブラインドランナーズ」を立ち上げた松林正樹さん。 もともと陸上未経験だったという松林さんですが、6年前に大阪でブラインドマラソンに出会い、練習に通うようになったそうです。 「ゴールした時のお礼の言葉ですとか、新記録が出て嬉しいとか。走ってる最中も、苦しさ半分、楽しさ2倍。 視覚障がい者だけでなく、僕ら伴走者も支えられてる部分もあるんです。一人で走るのとは明らかに違う、別の競技くらいに思ってます(同)」 パラリンピックや全国障がい者スポーツ大会(障がい者スポーツの国体)でも種目になっているブラインドマラソンですが、世間一般での認知度は「まだまだ(同)」 関西では大阪や京都にチームがあるものの、和歌山でももっと多くの人に知ってもらいたいとチームを立ち上げました。 メンバーは現在、視覚障がい者・伴走者合わせて18名。 メンバーの中には、昨年の全国障がい者スポーツ大会で800m・1500mの2種目で金メダルに輝いた中麻さん(有田川町出身)も参加しています。 視覚障がいを持ちながらも、子どもの頃から走ったり、自転車を乗り回したりするのが好きだったという中さん。 「タイムが縮まっていったり、達成感が楽しい。大会でいろんな場所に行くのも、ガイド(伴走者)の人にも一緒に行ってもらえるのも楽しいです」 (1) (2)
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