Arikaina 2019/1 「紀の国ブラインドランナーズ」スタート[2]
 同じくブラインドランナーで、県立和歌山盲学校の先生でもある野尻誠さんは「伴走の方と触れ合い、みんなで走る喜びがあります。

自分自身も達成感、走りきった爽やかさ、そういうのが嬉しいです」学校でも、体育などで生徒さんと一緒に走ることもあるそうです。

「視覚障がい者は、どうしても運動不足になりがちです。もっと歩いたり走ったりしてほしいですし、伴走の方も増えてほしいと思っています」

一緒に走っている姿が日常の風景になるように

 「紀の国ブラインドランナーズ」では、走りたいという視覚障がいの方・伴走者になりたいという健常者の方、どちらも募集しています。

「私も陸上未経験から始めましたが、ブラインドランナーの方に合わせていろんな要望があるので、『やってみたい』という方は気軽にご連絡いただければ。もちろん、視覚障がいの方の参加もお待ちしてます(松林さん)」

 タイムなどの目標だけでなく「ブラインドマラソンの裾野を広げたい」という松林さん。

「ランニングしている人がいるのが日常的な風景であるように、ブラインドマラソンで走っている姿を、日常の風景にしたいんです」

今後は各種大会への参加に加え、定期的な練習も行っていきたいとのことです。

紀の国ブラインドランナーズの皆さん

※ブラインドマラソンをはじめてみたい、という方は松林さん(TEL.090・1148・4936)までご連絡ください。

視覚障がいの方・伴走希望の健常者の方、どちらもOK。距離も短い距離からフルマラソンまで様々です。紀北だけでなく、紀中・紀南からの参加も歓迎とのことです。
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Arikaina
2019/1号
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