7月末から県内各地で開催された「紀の国わかやま総文」。7月31日に和歌山市の「けやき大通り」でパレードが開催されましたが、中継のカメラはほとんど同じ方向を向いたまま。カメラに映っていなかったところには、大勢の観客がつめかけていたようです。 総文(全国高等学校総合文化祭)は全国から高校の文化部があつまり、展示会や競技会などを行うもの。昨年のこうち総文はオンラインで開催されましたが、今年は7月31日〜8月6日にかけて和歌山県内各地で開催。 初日となった7月31日は、開会式のあとでパレードが行われました。パレードはけやき大通りのルミエール華月殿〜和歌山城西の丸広場までの600mほどの間で行われ、公式ホームページとテレビ和歌山で中継されました。 しかし中継のカメラは、ほとんど一方向(南向き)を向いたまま。そのためどこの学校が出てきても、ひたすら同じ方向の「より」と「ひき」の画がくり返される映像に。 パレードは広いけやき大通りの北側の車線を進行し、南側の車線には、パレードの順番を待つ生徒が並んでいました。そのため中継のカメラからは、南側の沿道はほとんど見えなくなっていました。 当日の模様を伝えた新聞の写真やSNSにアップされた映像などによると、中継で映っていなかった北側の沿道には大勢の見物客が。中継ではパレードの一番最後にカメラを180度転換してパレードを後ろから撮影していましたが、大きく映ってはいなかったものの、沿道に人があつまっている様子が見受けられました。 パレードが行われた7月31日には、県内で34名の新型コロナウイルスの感染を確認。30日には38名、29日には43名の感染が確認されていました。 東京や沖縄で、さらには総文開催中の8月2日には大阪や神奈川でも緊急事態宣言が発出される中、総文の事務局によると、期間中には約1万7千人もの学生が全国からあつまり、参加していたとのことです。
参考=紀の国わかやま総文2021(wakayama-soubun2021.jp) 前の記事 [3]有田市の地域団体が防災ハンドブック
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