気象庁のホームページによると、「警戒レベル3」は高齢者等は危険な場所から避難し、高齢者以外の人も、避難の準備や自主的な避難が求められています(*1)。 しかし市が8月26日に発表した検証によると、「警戒レベル3」で避難した人はわずか2%。避難しなかった理由としては「もう少し危険が迫ってから避難するつもりだった」が約半分。どのレベルで避難するかについては、約半数がレベル4、3割ほどがレベル5と回答しました。 気象庁のページではレベル4は「危険な場所から全員避難」、レベル5は「命の危険 直ちに安全確保!」となっています。 「ひざ・腰以上」「すねの高さ」で表示 ウェザーニュース、浸水予測を提供開始
こうした傾向は県内に限ったことではなく、気象情報大手のウェザーニュースによる調査によると、'18年の西日本豪雨では「避難すべき状況」と認識していても、84%の人が避難しなかったとのことです。 こうしたことを受け、ウェザーニュースでは、浸水をピンポイントで予測する機能を8月から提供開始。無料で利用することができます。 予測は国や県発表のデータと西日本豪雨のビッグデータをもとに、96時間以内の浸水リスクを地図上に「ひざ・腰以上」「すねの高さ」の2段階で表示。同社によると、避難しない理由として「自分の周辺は大丈夫と思った」という回答が多かったことから、イメージしやすい形で浸水リスクを表示する機能を提供することにしたとのことです。 浸水予測は「ウェザーニュース」のホームページ、もしくはスマホアプリで利用することができます。 weathernews.jp/s/gensai/map_flood_forecast.html ▽スマホアプリ=App Store もしくは Google Playで「ウェザーニュース」で検索し、「WN」の入った青いロゴの「ウェザーニュース 天気・雨雲レーダー・台風の天気予報アプリ 地震情報・災害情報つき」をインストール。大雨や浸水リスクのある際、「浸水被害リスク予測」のリンクが表示されるようになります。 (*1)和歌山市「警戒レベル3 高齢者避難」の事後検証について(www.city.wakayama.wakayama.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/037/139/20210826-2.pdf) 前の記事 [3]有田の助産師さんが助産院をオープン
[2]記事一覧へ [0]トップページへ戻る |