Arikaina 2022/3 3回目接種、早いところでは40%に
5月ぐらいには終わりそう?

3回目接種が進むコロナワクチン
早いところでは接種率40%に迫る勢い


 3回目接種が進むコロナワクチン。とかく遅いと言われていた3回目接種も、有田・海南地方では、早いところでは接種率が40%に迫るところも出てきました。どの市・町でも2回目接種から6〜7か月後で接種できるようになっており、2回目の接種から6か月が経つ人が多くなる3〜4月にかけて、さらに接種が加速していく見通しです。
※記事の内容は3月5日時点のものです。

有田・海南地方 3回目接種と小児(5〜11歳)への接種の状況

紀美野町

3回目接種
接種率
34.5 % (3/3時点)
接種券の発送完了見込み
来月でほぼ終わる見込み
集団接種
実施する
小児接種
接種券
発送済
接種開始
3/8から紀美野・海南合同で実施
保育士や教職員への前倒し接種
集団接種で実施

海南市

3回目接種
接種率
37.5 % (2/27時点)
接種券の発送完了見込み
3月中にはほぼ
集団接種
実施しない
小児接種
接種券
2/28に発送
接種開始
3/8から紀美野・海南合同で実施
保育士や教職員への前倒し接種
実施していない全対象者に2回目から6か月後

有田市

3回目接種
接種率
35.3 % (3/2時点)
接種券の発送完了見込み
3月末でほぼ終了見込み
集団接種
実施する
小児接種
接種券
3/7に発送
接種開始
接種券が届き次第、予約可能
保育士や教職員への前倒し接種
市立病院で3月から接種枠を拡大して実施

湯浅町

3回目接種
接種率
37.6 % (2/27時点)
接種券の発送完了見込み
3月中にはほぼ終える見込み
集団接種
実施しない
小児接種
接種券
先に案内を送付し、予約後に接種券を発送
接種開始
3/14から湯浅・広川・有田川合同で実施
保育士や教職員への前倒し接種
2回目接種から6か月後で実施

広川町

3回目接種
接種率
16.6 % (2/20時点)
接種券の発送完了見込み
4月中にはほぼ終える見込み
集団接種
実施しない
小児接種
接種券
発送済
接種開始
3/14から湯浅・広川・有田川合同で実施
保育士や教職員への前倒し接種
実施していない

有田川町

3回目接種
接種率
15.7 % (2/27時点) 2回目の接種者に対する割合
接種券の発送完了見込み
4月中にはほぼ終える見込み
集団接種
実施しない
小児接種
接種券
発送済
接種開始
3/14から湯浅・広川・有田川合同で実施
保育士や教職員への前倒し接種
3/1,15,29に40人ずつ実施

接種券は3月末〜4月ごろにはほぼ発送される見込み
4月にかけ、3回目接種のピークか

 県の「新型コロナウイルスワクチン接種対策推進チーム」によると、4月上旬には県民のほぼ全員分の3回目のワクチンが入荷する見込みとのことです。

 3回目接種は当初は2回目接種から8か月後とされていましたが、その後、6か月後まで前倒しできるようになりました。有田・海南のどの市・町でも、2回目の接種から6〜7か月後に間にあうよう接種券を発送するようになっています。

 昨年、2回目を接種した人が多かったのは8〜9月ごろとなっており、9月に接種した人も、3月には接種から半年を迎えることになります。どの市・町でも3月末〜4月ごろにはほぼ全員分の接種券が発送される見通しになっており、4月にかけて3回目接種のピークを迎えていくことになりそうです。

小児の分も、接種券はほぼ発送済
教職員への優先接種を行うところも

 3月からは、小児(5〜11歳)への接種もスタートします。有田・海南では、有田の3町(湯浅・広川・有田川)と、紀美野町と海南市がそれぞれ広域で小児への接種を実施。有田では有田川町の2つの小児科が会場となり、海南では海南市内の8か所の医療機関が会場となります。小児用の接種ではワクチン1本につき10回分なので、基本的に10人そろってからの接種となる見込み。

海南では医療機関により「○曜日の午前(午後)」といった具合に時間を限定。有田川町の会場でも、3つの町ごとに「この時間は○人」といった具合に接種する時間が割り振られているとのことで、日時や会場については希望通りにいかない場合も出てきそうです。なお有田市は当初は2か所でのスタートになりますが、5月からは有田市立病院も会場になる予定としています。

 県の接種推進チームによると、小児用のワクチンも4月末には対象となる子どもの80%にあたる量が入荷する予定とのこと。ワクチンの不足により接種がとどこおる、という心配はなさそうです。

 また子どもだけでなく教職員や保育士・学童保育の指導員といった、子どもと接する方への優先接種や集団接種を実施しているところも。ただし2回目の接種から6か月は経たないと接種できないため、すでに全ての住民を対象に6か月後の接種で進めているところでは「職業別に優先的に接種するということはしていない(海南市ワクチン接種班)」というところもあります。

 県の野尻技官が2月24日に発表した資料によると、1月以降の第6波でのクラスターのうち25%が児童施設関連で発生。さらに学校関連も19%となっており、第6波ではすべてのクラスターのうち、子ども関連が実に半分近くを占めています。

子ども関連と並んで高齢者施設でもクラスターが多く発生(全体の41%)していますが、高齢者への接種についてはどこの市・町も「2月でほぼ終わっている(湯浅町健康推進課」「3月末で高齢者はほぼ終了する見込み(有田川町役場健康推進課)」などとしており、3月には希望者への接種はほぼ終了するとみられています。

参考=和歌山県「新型コロナウイルス感染症の県内発生についてその15」(www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/041200/d00203179_d/fil/kouhyou22.pdf)


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