Arikaina 2023/8 音声などのデータを貸し出し
視力の衰えなどで、本を読みにくい方に 本を読み上げた音声などのデータを貸し出し

 県立図書館では今年から、視覚障がい者用のデータ(本を読み上げて音声にしたものなど)をCDーRWに記録して貸し出すサービスを行っています。障がい者手帳をお持ちの方だけでなく、加齢で文字が読みにくい方や、寝たきりで本のページがめくれない、といった方も対象になります。

 利用できるデータは、国会図書館がダウンロードできるようにしている視覚障がい者用データと、音声によるデータなどを提供している「サピエ図書館」で提供されているもの。両館のホームページによると、国会図書館では約4万点、サピエ図書館では音声デイジーデータ約10万タイトル以上が利用できるとしています。

 貸し出しを利用するには登録が必要です。貸し出し期間は14日間(障がい者手帳などををお持ちの方で、バリアフリーサービス登録済の方は4週間)で、一度に借りられるのは5点まで。自宅でデータを利用するさいに必要なソフトウェアについても、図書館でアドバイスしていただけるとのこと。なお、県立図書館の機器を使って館内でデータを利用することもできます。

問い合わせ=県立図書館(国体道路の紀三井寺交差点を医大病院側へ、突き当たりを北上して大浦街道へ。メッサオークワ高松店手前の交差点を西へすぐ)
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TEL.073・436・9500

参考=国立国会図書館「視覚障害者等用データ送信サービス(視覚障害者等個人の方向けのご案内)」(https://www.ndl.go.jp/jp/support/send.html)/サピエ「サピエとは」(https://www.sapie.or.jp/sapie.s html)


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