Arikaina 2023/9 有田川が、誰でも自由に釣りができる川に
有田川漁協が遊漁券の販売を中止 有田川が、誰でも自由に釣りができる川に

 有田川漁協は9月から、川で釣りをするさいに必要な遊漁券(ゆうぎょけん)の販売を中止しました。少なくともしばらくの間は、有田川は誰でも自由に釣りができる川になりそうです。

 普段は有田川では漁協が遊漁券を販売しており、券を購入しなければ川で釣りをすることはできません。同漁協のホームページによると、遊漁券の価格は早期友釣年券が14300円/友釣年券が11000円/友釣一日券が3300円/18歳未満は無料となっています。

 県農林水産部によると同漁協は9月1日で漁業権の更新を迎えており、漁業権は更新したものの遊漁券の販売に関わる権利は更新せず、結果、遊漁券の販売ができなくなっているとのことです。

 同漁協の組合員によると、遊漁券の販売に関わる権利の更新に関しては、漁協内での投票の結果、否決されたとのこと。県農林水産部は「漁協から、年内には(遊漁券の販売に関する権利を)申請したいと聞いている」と話しています。申請された場合、1か月ほどで販売を再開できる見込みとのことです。

 同部の担当者は「(漁協が遊漁券を販売しないという状況は)県内でここ10年、20年ぐらいの間では聞いたことがない」と話しています。

参考=有田川漁業協同組合サイト「漁協からのご案内」(http://aridagawa.com/annai.html)


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