今年、生誕８５０年を迎えた有田川町出身の高僧・明恵上人。上人は月を詠んだ和歌を多く残したことから、「月の歌人」とも呼ばれています。有田川町では地元の有志による「月を愛でる会」が、毎年、中秋の名月の日にイベントを実施。今年は和歌山市のバンド「参羽奏」によるコンサートを開催します。

小学校にお茶の苗木を送る活動も

　また明恵上人は日本最古の茶園を開いた人物とも言われており、上人ゆかりの京都・高山寺では、現在も寺内で茶つみが行われています。「月を愛でる会」では高山寺からお茶の木や挿し木にする枝の提供を受け、有田川町の小学校に寄贈していく予定とのこと。会では「若い子どもたちに、地元の明恵さんのことを知ってほしい」と話しています。

参考＝高山寺 公式ホームページ「日本最古の茶園」(https://kosanji.com/chaen/)／綾鷹物語「お茶の章 第二話 お茶の伝来と拡がり」(https://www.ayataka.jp/story/otya/02.html)

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