県、職員採用試験を大幅に変更「コネ採用増えるのでは」ネットで懸念の声県は10月3日、来年度から職員の採用試験を大幅に変更すると発表しました。法律や行政などの専門知識を問う、いわゆる「公務員試験」を廃止し、面接や論文を重視する採用にするとしています。県では「より多くの方に受験していただけるよう」変更したとしていますが、採用されるかどうかは担当者の主観に大きく左右されることになり、ネット上では「コネ採用が増えるのでは」といった懸念の声が上がっています。
県の発表によると、来年度の職員採用から専門知識を問う試験を廃止。代わりに、民間企業の採用試験でもよく使われている「SCOA」という試験を採用。「SCOA」試験に合格すると面接(一部は論文も有)に進みますが、採用するかどうかは「SCOA」試験の点数は関係なく、面接と論文のみで判断されるとのことです。県は発表の中で「専門試験を行わないため、特別な公務員試験対策が不要」としています。 従来の公務員試験で必要だった専門知識がなくても公務員になれることになりますが、県人事委員会では、「(そうした知識は)必要であれば、入ってから学んでいただく」と話しています。
全国でおよそ20%の自治体が公務員試験を廃止
|
←このページのコード 有田・海南のフリーペーパーArikaina 2023/10号 |