Arikaina 2023/10 「サクアス」オープンで大渋滞
少なくとも数年は、渋滞心配せなあかん?

「海南サクアス」オープンで大渋滞 バイパスの完成はまだ先…渋滞が慢性化する恐れも?


 9月2日、海南市下津町にオープンした新しい道の駅「海南サクアス(以下サクアス)」。オープンから大人気となり、週末のみならず、平日でもにぎわいを見せています。

 しかし人気があり過ぎるあまり?サクアスに至る道で大渋滞が発生。周辺はもともと渋滞する地域でありバイパスの工事が進んでいますが、「サクアス」から北側はさ来年に開通予定となっているものの、南側はいつ開通するか未定のまま。サクアスの人気が続けば、渋滞が慢性化することも考えられそうです。

※記事の内容は10月7日時点のものです。

藤白付近〜サクアスまで、約5キロにわたって渋滞か
コミュニティバスに遅れも

 海南市内ではじめての道の駅としてオープンしたサクアス。いわゆる「公設民営」の施設で、施設は国と海南市が整備し、東京に本社を置く(株)ダイナックパートナーズが運営しています。施設内には広い駐車場のほか、特産品の販売スペースや飲食コーナーなどがあります。

 しかしオープン後、X(旧ツイッター)上では、「サクアスから藤白トンネル辺りまで大渋滞」「朝から海南市渋滞してました」「渋滞だったので、冷水で引き返して来ました」など、周辺の渋滞を報告する投稿が相次ぎました。実際に藤白付近から渋滞していた場合、サクアスから約5キロにわたって42号線が渋滞していたことになります。

 サクアス〜藤白付近は42号線以外に大きな道路もなく、42号線も片側1車線ずつのみ。途中の冷水地域には集落や工場もあり、ひどい渋滞が続けば、自宅や職場への行き帰りに時間がかかったり、急患時や災害時に緊急車両の到着が遅くなったりするなど、生活に影響が及ぶことも考えられそうです。

 海南市の市民交流課によると、市のコミュニティバスはサクアスのオープンによる渋滞を見越して、9月中の週末はサクアスに乗り入れないようにしていたとのこと。しかし渋滞の影響はあり、「土曜日は、10分ほど到着が遅れることはありました(コミュニティバスを運行する大十バス(株))」とのことです。10月からは週末もサクアスに乗り入れる予定になっていますが、同課では「10月以降も、混雑するようであれば様子を見て考えたい」と話しています。


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