Arikaina 2024/6 県道、未だ通行止め
豪雨から1年
下津町〜有田川町の県道、未だ通行止め

 昨年6月の豪雨から1年。しかし土砂崩れが起こった下津町大窪〜有田川町田殿をむすぶ県道159号線(海南吉備線)では、今も長い区間で通行止めが続いています。工事は続いているものの、いつ開通するかめども立っていない状態です。

 本紙で(公財)日本道路交通情報センターのサイトやグーグルマップを利用してパソコン上で測ったところ、通行止めになっている区間はおよそ5キロほど。県の有田振興局によると復旧するための設計業務は完了しており工事もはじまっているものの、土砂崩れの規模が非常に大きいために何段階かに分けて工事を行っており、現在はまだ2つ目の工事を行っている最中とのことです。

 現場は道路と平行して川が流れており、昨年の豪雨により、道路から川を挟んで向かいの山が崩壊。土砂をとり除いたあとで山の勾配を切り直して法面を補強するという工事が続いており、まだ数年はかかる見込みとのことです。

 '21年度の道路交通情勢調査によると、海南吉備線の自動車通行量は平日の12時間観測で約200台となっています。有田川町内では小原や札立峠の道路でも昨年の豪雨から通行止めとなっている箇所がありますが、有田振興局によると、この2か所については今年度中には通行止めは解消される見込みとのことです。

参考=日本道路交通情報センター(https://www.jartic.or.jp/)/和歌山県「令和3年度道路交通情勢調査(道路交通センサス)結果」(https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/081300/R3sensasu/R3dourokoutusensasu.html)


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