Arikaina 2024/8 大人気!ワカヤマソウリュウ特別展[1]
和歌山の新しいスター誕生?

ぬいぐるみは品切れ寸前に 大人気!ワカヤマソウリュウ特別展[1]


 7月からはじまった、海南市にある県立自然博物館(以下博物館)の特別展「よみがえるワカヤマソウリュウ」。発掘された全ての化石が見られるとあって、連日大勢の人が訪れています。グッズもいくつか用意され、中でもちょっとかわいい?感じのワカヤマソウリュウぬいぐるみが大人気!当初用意した分はすぐ売り切れてしまい、追加分も残りあとわずか(8月はじめ現在)。ほかワカヤマソウリュウグッズの入ったガチャガチャや、漫画が掲載された図録も人気になっています。


特別展で展示されているぬいぐるみ
会場内のガチャガチャ

 ワカヤマソウリュウは約7200万年前の海に生息していたとみられる巨大は虫類。'06年に有田川町の鳥屋城山で最初の化石が発見され、県立自然博物館で発掘と調査が進められてきました。

 今回の特別展では、今までに見つかったすべての化石を一挙に展示。ほぼ全身の化石が見つかっており、全長6メートルという巨体を再現した大迫力の展示となっています。また化石と一緒に、研究から導き出された生きていたころの姿を描いた巨大な復元図も展示されています。

大人気のぬいぐるみ
秋以降に追加生産も

 連日多くの来場者でにぎわいを見せている特別展ですが、展示とともに人気になっているのがワカヤマソウリュウのグッズです。中でも人気なのが、博物館オリジナルのワカヤマソウリュウぬいぐるみ。当初用意した100個は3日ほどで売り切れてしまい、7月下旬に300個が入荷したものの、8月はじめ現在、それもすでに残り少ないとのことです。

 あまりの人気に、博物館では追加生産も考えているとのこと。博物館の小原学芸課長は「夏休み中には間に合いませんが、秋以降、ぬいぐるみをイベントなどに持っていきたいと考えています」と話しています。


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