有田川町(旧清水町)の山深い地にある、京都大学の「和歌山研究林」。長年に渡って同大学がさまざまな研究を続けてきましたが、来年1月に99年にも渡る契約が終了し、地元の会社に地上権が返還されることになりました。11月にはこれを記念して、清水で記念イベントが開催されます。 京都大学フィールド科学教育研究センターのホームページによると、同研究林は1926年(大正15年)、同大学が地元の方から、実に99年にも渡る地上権を設定してスタート。800ヘクタール以上という広大な敷地内には天然林と人工林が存在し、天然林に残る貴重な動植物や、人工林の育成に関する研究などが行われてきました。 研究以外にも、地元の有田中央高校清水分校では研究林での林業実習などを行う「ウッズサイエンス」授業を実施。旧清水町の小学校でも森林に関する授業を実施し、一般の方向けには公開講座を開催するなど、教育分野での活動も行ってきました。 同研究林によると地上権が返還される来年以降は、研究は一部のみとなるとのこと。また清水分校での「ウッズサイエンス」授業については、来年以降も同大学や県・町の職員、地元の林業関係者の協力により続けられるとのことです。 11月に開催されるイベントでは同大学の教員が、研究林の長年の歩みや、これからの町と大学との関わりについて講演。当日は有田川町の中山町長も出席し、あいさつする予定とのことです。なお、有田川町外の方も参加できます。
▽イベント「和歌山研究林100年目からの新たな歩み〜99年を振り返る〜」
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