Arikaina 2024/11 「かなや明恵峡温泉」PFI方式に移行へ
実質、運営を丸投げ?

赤字が続く「かなや明恵峡温泉」 有田川町、運営をPFI方式に移行へ[1]


 旧金屋町、緑豊かな山あいに建つ「かなや明恵峽温泉」。オープンから20年あまりが経ちますが、今も多くの利用者を集めている人気施設です。しかし建物の老朽化が進んでおり、運営も赤字となっています。

 同温泉は町の直営ですが、町では10月、民間企業に運営を任せる「PFI(プライベート・ファイナンス・イニシアチブ)方式」という方式に移行するとして、事業の実施方針を発表しました。契約期間は20年にも及び、さらに延長も可能。老朽化にともなう施設の改修費用はすべて町が負担する一方、運営によって得られた利益はすべて民間企業のものになるなど、運営する企業側にかなり有利な内容となっています。

かなや明恵峡温泉(10月撮影)

町が11億円あまりをかけて建設
お客さんは多いものの赤字続き

 「かなや明恵峡温泉」は'02年にオープン。温泉のほか食事やマッサージもできるようになっていおり、樽をイメージしたという独特の外観でも知られています。

 町の商工観光課によると、総工費は約11億円。オープンから20年あまりが経ちますが、町の資料によると'22年も年間約8万人が訪れています。しかし収支は赤字が続いており、コロナ禍前の'19年は約480万円、コロナ禍となった'20年〜'22年は1000万円を超える赤字となっています。


次ページ「町は20年ローンで改修費用を支払い」

(1) (2)


次の記事
京大、99年にも渡る地上権を返還

前の記事
県、「官民の連携」重視の方向に


←このページのコード

有田・海南のフリーペーパー
Arikaina
2024/11号