Arikaina 2024/12 自然博物館の検討委立ち上げ
県が自然博物館の検討委員会を立ち上げ 年度内に3回開催、知事に意見を提出へ

 県の教育委員会は11月、海南市船尾にある県立自然博物館(以下自然博物館)の今後について検討する委員会を立ち上げました。県の発表によると、委員は大学教授や他の博物館の方のほか、自然博物館前館長の高須英樹さんなど6名。第1回目の委員会は11月26日、自然博物館にて非公開で開催されたとのことです。今年度内に3回開催し、意見をとりまとめて知事に提出するとしています。

 自然博物館は1982年にオープン。すでに築40年以上が経過し、建物は老朽化が進んでいます。このため県は'17年に策定した長期総合計画で、移転する方針を発表。海南市は'19年ごろから、市政懇談会などで「博物館が海南市大野中に移転する」と説明し、約2億円をかけて移転用の土地も造成していました。

 しかし昨年2月の県議会で、岸本県知事が「自然博物館の移転はゼロベースで見直す」などと議員に説明していたことが発覚。結局、昨年9月に県の教育委員会は議会で「移転を断念する」と表明しました。

 建物は老朽化しているものの、'23年度も約12万人が訪れている自然博物館。今年の夏も、有田川町で発掘されたワカヤマソウリュウ(モササウルス類)の全身化石の展示が話題を呼びました。人気の公共施設が今後どうなるのか、注目を集めることになりそうです。

参考=和歌山県「和歌山県立自然博物館検討委員会の開催について」(http://wave.pref.wakayama.lg.jp/news/kensei/shiryo.php?sid=41734)/Arikaina「県立自然博物館の移転が白紙に 海南市、約2億円がパーの危機[1]」(https://arikaina.com/_article/202303/nature-museum-1.html)/和歌山県「知事記者会見 令和4年12月19日」(https://www.pref.wakayama.lg.jp/chiji/press/22/12/d00212153.html)/産経ニュース「和歌山県立自然博物館 大野中への移転断念」(https://www.sankei.com/article/20230925-QM63MIA73ZNBLP4CA2QBBQGWTM/)/和歌山県議会「令和5年9月和歌山県議会文教委員会会議記録」(https://www.pref.wakayama.lg.jp/gijiroku/d00214376.html)/和歌山県立自然博物館「令和5年度 自然博物館の運営状況に対する評価書」https://www.shizenhaku.wakayama-c.ed.jp/pdf/R5asses.pdf/Arikaina「ぬいぐるみは品切れ寸前に 大人気!ワカヤマソウリュウ特別展[1]」(https://arikaina.com/_article/202408/wakayama-souryu-1.html)


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