Arikaina 2025/2 18歳意識調査で和歌山低迷[3]
「引っ越したい」「夢がない」人が多い?

「育った街で暮らしたいか」ワースト1 日本財団「18歳意識調査」[3]


自身の価値観についての質問「将来の夢や目標がある」
「努力すれば生活水準が上がる」でワースト1位

 一方「自身の価値観に関する質問」では、「将来の夢や人生の目標がある」「誰しも、努力をすれば生活水準を上げることができる」でワースト1位となったほか、「進学先は自分の意思だけで選ぶことができる」でワースト2位、「自分の行動で、国や社会を変えられると思う」でワースト5位、「自分には人に誇れる個性がある」でワースト6位となっています。

 こちらも質問に同意するかどうかの割合で見ると、「自分の行動で、国や社会を変えられると思う」が28%ともっとも低く、「機会があれば留学や他国で就労をしてみたいと思う」が同じく47%で続いています。

 「自身の価値観に関する質問」では、「自分には人に誇れる個性がある」で熊本県が1位、「自分の行動で、国や社会を変えられると思う」で広島県が1位、「将来の夢や人生の目標がある」で岐阜県が1位になるなど、地方の県も上位をにぎわせました。調査した日本財団も発表の中で、「価値観を問う質問については(都市圏か地方圏かといった)、都市タイプ別に大きな差は見られない(カッコ内本紙)」としています。

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 3年前の知事選で、「和歌山が最高!だと子どもたちが思う未来を!」とポスターに記していた岸本知事。しかしそういった未来への道筋は、今のところかなり遠そうです。

参考=日本財団「第67回18歳意識調査『価値観・教育(地域間比較調査)』調査報告書」(https://www.nippon-foundation.or.jp/wp-content/uploads/2024/12/new_pr_20250106_03.pdf)/日本財団「日本財団ってどんな団体?」(https://www.nippon-foundation.or.jp/who/introduction)/日本財団「組織」(https://www.nippon-foundation.or.jp/who/about)/日本財団「18歳意識調査」(https://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/eighteen_survey)/紀伊民報AGARA「3候補が追い込み 終盤の和歌山県知事選」(https://www.agara.co.jp/article/240252)

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